この時の肩関節とは「肩甲骨と上腕骨でなす関節」のことをいいます。
つまり、上腕骨と肩甲骨がしっかりと安定して機能してしない状態なので、投球動作などにおいて関節の運動軸が安定せず、関節やその関節を取り巻くインナーマッスル(棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋)などに負担がかかり、痛みが生じてしまいます。
原因は、その選手が生まれつき持っている関節の柔軟性が一番大きな要因です。つまり「柔らかすぎる」とルーズショルダーになりやすくなるということです。
でも、元々柔らかい方でも、インナーマッスルがちゃんと機能していれば痛みが出たり問題となることは少なく、気にする必要はありません。
肩関節が柔らかい選手が、オーバーユース(投げ過ぎ)でインナーマッスルが疲労して機能不全を起こしたり、姿勢が悪く肩甲骨の動きが悪くなっていたりと、色々な要因が重なりルーズショルダーが起こります。
また、ルーズショルダーのある選手は肩関節の柔軟性に富んでいるので、投球動作の中においても肩関節をメインにした投球動作になってしまいがちです。
これは柔軟性が高いからこそ出来ることなのですが、いくら柔軟性があるといっても肩関節メインで投げれば肩関節に掛かる負担は大きくなり、投球障害にもつながりやすくなり注意が必要です。
しかしルーズショルダーだからといって悲観的になる必要は無く、肩甲骨の動きを良くし、インナーマッスルの機能を高め、投球動作を改善すれば全く問題となりません。
コンディションさえ整えれば、肩関節の柔軟性が高いことが逆に有利に働く場合が多くあります。
ジャイアンツの沢村拓一投手もルーズショルダーで登録抹消されていましたが、そろそろ復帰するようですね。沢村投手の投球フォームは左肩の開きが早く、肩には負担のかかりやすいフォームだったので、そこが改善されているか注目です。
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