これらは、下半身で発生させた大きなパワーをそのまま、もしくは増幅させて上半身、腕、ボールへ伝えるための動作です。最低限、ロスのない運動連鎖となり、上手く使えば爆発的なパワーを生みます。
身体が小さくても飛距離が出せたり、球速が速い選手はこういう動作を非常にうまく使っています。
逆に、筋骨隆々のゴリゴリでもパフォーマンスの低い選手は、これらを上手く使えておらず、下半身や上半身のパーツのパワーに頼った動きしか出来ていないことが多くあります。
この『割れ』等とは、《骨盤と胸郭の回旋角度及び位置関係》のこと。
・・・。
例えば、ダルビッシュ投手は投球フォームのなかで、ステップ脚が接地したタイミングでは骨盤はすでに投球方向への回旋が始まっていますが、胸郭はまだ投球方向を向かず、サード方向を向いています。肩を閉じた状態ですね。
また骨盤は前傾位ですが、腰椎伸展、胸椎伸展位で胸郭は直立しています。
この形はダルビッシュ投手に限らず多くの投手で見られますが、これが『割れ』た形です。
バレーボールや槍投げなどでも同じことが言えると思います。
ゴルフやバッティングでも同じですね。
骨盤は回旋し始めても胸郭から腕はまだ残っている。『割れ』た形です。
形としては柔軟性さえあれば簡単に作ることが出来ます。
でも形としては出来ても、実際に使える(下半身のパワーをロスなく、もしくは増幅させて上半身へ伝えられる)ことが必要なのですが、使えている選手は意外に少なく、これがパフォーマンスの違いに直結しています。
使えていない選手の多くは、『割れ』てはいるものの、そのあとの動作に繋がっていません。
筋力不足だったり、力の入れ方が間違っていたりしています。
通ってくれているスポーツ選手には、『割れ』の作り方、使い方の習得を目指したトレーニングを必ず指導しています。
実際に社会人野球の選手に試してもらったのですが、
感覚のいい選手なので口頭での指導メインで、ほんの少しだけトレーニングをしてもらい、指導・トレーニング前後でのスイングスピードを比べてみたところ、、、
指導前 135km/h
指導後 144km/h
グラウンドでのロングティーの飛距離は20mほどアップしたそうです。
ボディーイメージのいい選手であればすぐに競技動作に取り入れられますし、トレーニングを続けていけば誰でも出来るようになる動作ですので、小中学生から出来ることです。逆に低年齢で始めていくと飲み込みも早く、その後のトレーニングにも活かせていいですね。
ウエイトトレーニング、コアトレーニングで基礎的な身体能力を高めた上で、この動きが出来るとベストです。
リハビリやコンディショニングが出来るジム
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