腱板とは

棘上筋
棘下筋
肩甲下筋
小円筋


これらインナーマッスルと呼ばれる筋肉が

上腕骨に付着する部分の腱のこと。


板状になっているために腱板と呼びます。




筋肉が腱になるのは分かりにくいかも知れませんが
ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)がアキレス腱になってカカトの骨に付着するように
ほとんどの筋肉は腱になり骨に付着しています。

下腿三頭筋→アキレス腱
インナーマッスル→腱板

といった関係性です。





その腱板は、肩関節の安定性と運動を担い、非常に重要な役割を果たしていますが

野球やハンドボール、テニス、バドミントンなどの競技動作ではオーバーユース(使い過ぎ)などにより炎症を起こしたり

肩関節の構造上からも、上腕骨と肩峰(肩甲骨の一部)に挟まれやすく、障害を起こしやすい組織といえます。(インピンジメント症候群)





腱板はレントゲンには写らないため、MRIや超音波検査を用いて診断され



診断名は

腱板炎
腱板損傷
腱板部分断裂
腱板断裂


が多いと思います。


腱板に障害を起こしやすいスポーツは、先にも書きましたが

野球、ソフトボール、ハンドボール、バレーボール、テニス、バドミントン、水泳、ゴルフなどが多いですが、肩を使うスポーツであれば全てのスポーツで起こり得ます。






さてその治療とリハビリですが

まずは腱板に直接関係するインナーマッスルの機能改善が必要になります。

実際にインナーマッスルの柔軟性を高め、正しく収縮が入るようになるだけで痛みがなくなるケースがほとんどです。

よっぽどひどい損傷がない限り、多少の断裂があっても痛みは引いてきます。




ただ、先に書いたように肩甲骨と上腕骨に挟まれることで損傷するケースが多いので、肩甲骨の可動性を十分にする必要もあります。


たとえば、バンザイ動作は肩関節の運動としては屈曲180度と言いますが、その180度のうち120度が腕の動きで残りの60度が肩甲骨の動きとされています。

ですので肩甲骨が必要十分なだけ動くことが出来ないと痛みが出やすいですし、一度治ってもまた再発してしまう可能性が高くなります。





さらにスポーツは全身運動であるため、股関節や足部までコンディションを整え、そのスポーツにとって必要な柔軟性や筋力を獲得することも必要となります。

負担の少ないフォームの習得も大切ですね。




まとめ

スポーツにおける腱板損傷の治療とリハビリは以下の4つが基本になります。

1.インナーマッスルの機能改善
2.肩甲骨の可動性を十分に獲得
3.競技に必要な柔軟性や筋力を獲得
4.負担の少ないフォームの習得


スポーツ活動を休むだけではなかなか治りませんし、電気治療やマッサージもあまり効果は期待できないと思います。

損傷とか断裂とか聞くと、もうダメだ。。。となってしまいがちですが、ちゃんとリハビリが出来れば競技復帰可能です。

諦める前にご相談ください。




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代表:伊藤孝信
(鍼灸師・ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
愛知高校→明治鍼灸大学→名古屋スポーツクリニック


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