靭帯や筋肉の損傷、疲労骨折や剥離骨折がイメージされると思いますが
今回は「尺骨神経障害」について。
楽天イーグルスの安楽投手が高校時代に患っていた投球障害です。
尺骨神経は
上腕の内側から肘の内側を通ってそのまま小指まで達しています。
肘の内側の骨をぶつけると「ビ~ン」とするあれですね。
(骨の真横に尺骨神経があります)
野球肘としての症状も同じように
肘から小指や薬指にかけてのシビレがあり、重症だと筋力低下を招くこともあります。
尺骨神経は
上腕から肘を通って手に達するまでに
筋肉の隙間を通ったり、骨の隣を通ったり
圧迫や牽引・摩擦などのストレスを受けやすい状態にあるため
投球動作などでそのうちのどこかで神経にストレスがかかってしまうことで発症します。
特に原因となりやすいのは
上腕三頭筋、尺側手根屈筋で
これらの筋肉が硬くなり
神経を圧迫していることが多いですね。
ですので、リハビリとしてはこれらの筋肉に対するアプローチが必要となります。
硬さを取るためにマッサージやストレッチをし、神経の滑走性を出すために直接神経にアプローチすることもあります。
よっぽど症状がひどい場合は尺骨神経移行術という手術をすることもありますが、多くはこれらのリハビリで症状は改善し競技復帰が可能です。
あとは投球フォームの修正、それに必要な股関節や体幹、肩甲骨、肩周囲のコンディショニングも必要になります。
手術以外、お任せください

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