前回は
ハムストリングス損傷(肉離れ)とは
どんなものなのか
なぜ損傷してしまうのか
どんな原因があるのか
などについて書きました。
今回は
そのハムスト損傷の治療とリハビリについて
書いていきます。
以前の記事に書いたようにハムスト損傷とは、筋繊維にとって最も負荷の高いエキセントリック収縮によって筋肉繊維が損傷された状態ですので、急性期の処置としてはアイシングや安静、圧迫といったRICE処置と呼ばれる対応が必要になります。
あまり休みたくないという選手は多いですが、筋繊維が損傷してしまっているので勇気を持って筋繊維の回復を図る時間はとった方が良いと思います。
筋損傷は損傷程度によりⅠ〜Ⅲ度に分けられており、Ⅰ度損傷であれば数日の安静で運動が開始出来ますが、3度損傷となると損傷直後は松葉杖が必要になり、競技復帰まで数ヶ月を要します。
損傷程度により安静期間は異なりますが、その期間が過ぎれば積極的リハビリを行っていきます。
リハビリ内容としては、患部であるハムストリングスの柔軟性獲得と筋力強化、そして前回の記事にあるハムスト損傷の原因となる
大腿四頭筋とのアンバランス(柔軟性や筋力)
ランニングフォーム等スポーツ動作の不良
筋疲労等のコンディション不良
の改善を並行して行っていきます。
スポーツ動作の改善のために体幹トレーニングや股関節、上肢などの患部外トレーニングも行います。
そして最も大切になるのがハムストリングスのエキセントリック収縮機能不良の改善です。
スポーツ動作においてハムストリングスにエキセントリック収縮が入る事は避けられず必要な動作ですので、その刺激に耐えられるハムストリングスの機能が必要になります。
単純に筋肉の長さが短くなりながら力を発揮する筋力を鍛えることも大切ですが、筋肉が伸ばされながら筋力を発揮するエキセントリック収縮時の機能を高めていきます。
そうすることで競技復帰だけでなく、復帰後の再発予防にも繋がります。
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