野球選手、特に投手は全身を大きく使った投球動作を行うため、高い柔軟性が必要となります。

 

これまで「投手に必要な柔軟性について」と題して

 

(1)『前屈・ハムストリングス』の柔軟性について

(2)『開脚前屈・またわり』について

(3)『股関節屈曲』の可動域について

(4)『股関節外旋・屈曲』について

 

書いてきました。

 

屈曲やら外旋やら聞きなれないワードですが、写真を見てもらえばすぐに理解できる動きだと思います。

 

 

さて今回は『股関節伸展』についてです。

 

屈曲とは字のごとく「曲げる動き」のことで、伸展はその逆で「伸ばす動き」のことを指します。

股関節で言えば気をつけの状態から膝を上げる動きが「股関節屈曲」で、脚を後ろに引く動きが「股関節伸展」となります。

 

 

 

これまで書いてきたものを始め

全身的に柔軟性が低いと

十分に連動した投球フォームで

ピッチングすることができずに

 

肩や肘、腰などに負担がかかりやすい

球速が上がらない

コントロールが悪い

スタミナがない

 

などといった問題が起きます。

 

 

 

 

 

では今回の『股関節伸展』で

どのくらいの柔軟性が必要かというと下矢印

 
 
image

 

このくらいですてへぺろ

(写真の右脚)

 

これまでの動きと違い具体的な指標が難しいですが、体幹軸に対して30°以上は後ろに引くことが出来る可動域は必要となります。

 

 

この形では反対側の股関節屈曲可動域も影響してくるため単純な伸展可動域とは言えませんが、体全体としてこれくらいの形がとれることは必要になります。

 

股関節のみでの純粋な伸展可動域は15°が標準可動域とされていますが、ピッチャーにおいてはもう少し大きな可動域が求められます。

 

 

この股関節伸展可動域が不足している選手がこの形をとると、足幅が広げられなかったり、体幹軸が前方に倒れてしまい無理に起こそうとすると腰で反る形になってしまいます。

 

 

 

 

投球動作としても

同じ現象が考えられ

股関節伸展可動域が十分でないと

 

上体が突っ込んでしまったり

ステップ幅が狭くなってしまったり

 

また

ボールリリース前後のタイミングで

後ろ足をプレート付近に残しておくことが出来ず

骨盤回旋に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

腰痛を予防する(治療する)ために

最も重要な可動域でもあります。

 

 

股関節伸展には主に腸腰筋の柔軟性が必要で、大腿四頭筋(大腿直筋)、大腿筋膜張筋なども関与してきます。

 

 

 

 

☆なかなかパフォーマンスが上がらない

☆球速が伸びない、キレが悪い

☆コントロールが良くない

 

★野球肩や野球肘、腰痛などのケガが治らない

★治っても再発を繰り返してしまう

 

 

というような状態で悩んでいる選手は一度、股関節伸展の柔軟性をチェックしてみてください。

 

もし簡単に出来るのに上記の悩みがある選手は他の要素が考えられますので、今後書いていこうと思います。

 

 

プラストレーナーズ

伊藤孝信

 

 

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