プロ野球で二段モーションが認められましたね!
投手にとってはかなりメリットの大きいルール変更になるのではないでしょうか。
以前にも二段モーションについてはこのブログで取り上げて書いたのですが、今後アマチュアや学生レベルでも認められれば取り入れる投手は多いと思いますので、もう一度書きたいと思います。
まず、
二段モーションとは
*投球動作を開始してから一度静止し、再度動作を開始する二段モーション(多くは足を上げたタイミングで静止する)
*上げた脚を一度下げて、もう一度上げてから投げる二段モーション
この2種類があります。
昨シーズン話題となった西武ライオンズ菊池雄星投手の二段モーションは後者の脚を上げ下げするタイプの二段モーションでした。
今シーズンからはルール上、問題のないフォームとして認識されるため、二段モーションにするかどうかは選手の自由になるわけですが、昨シーズンまでは禁止されていたにも関わらず、なぜ、菊池雄星投手は二段モーションを採用していたのでしょうか。
それは、二段モーション(脚を上げ下げするタイプ)が投球動作において非常にメリットの大きい動作であるからです。
そのメリットとは
『体重移動をしやすくする』
『体重移動の加速をする』
まずはこの二つが上げられます。
ピッチング動作は
1.ワインドアップ(もしくはセットポジション)からステップ足を高く上げ
2.真っ直ぐバランスをとった形から
3.ヒップファーストで体重移動を始めます
2.の「真っ直ぐバランスをとった形」というのは投球フォームの安定性を高めてコントロールを安定させたりするためにとる形で、少年野球の頃から指導される基本的な形だと思います。
しかし、
投球を行うにはこの姿勢から打者に向けて体重移動を行う必要がありますが、その体重移動を開始する上で、この「真っ直ぐバランスをとった形」が邪魔になり、うまく体重移動に移行できないことが良くあります。
つまり、しっかりと真っ直ぐバランスをとると、安定し過ぎてしまい、そこからバランスを崩して(オフバランス)体重移動を行うのがスムーズに出来なくなってしまう投手が非常に多いのです。
脚を上げて真っ直ぐバランスよく立たないとフォームが安定しない…
でも真っ直ぐ立ってからの体重移動がスムーズにいかない…
そこで、そういった悩みを持つ投手が、それらを解決するために取り入れる方法が二段モーションというわけです。
二段モーションは
1.二段モーションの一段目の脚を上げた時にバランスよく安定して立つことで投球フォームの安定性を高める
2.二段目の脚を上げた際にオフバランスし体重移動に繋げる
というように先ほどの課題を解決してくれます。
具体的には…
一段目は安定が目的になりますので、あまり高く上げる必要は無く静かに上げ、
二段目はオフバランスから体重移動を加速させるために一段目より高く、ややセカンド方向へ捻るような上げ方(体重移動を開始しているので相対的な動き)が理想的なのではないでしょうか。
このように、二段モーションは投手にとって非常にメリットの大きいテクニックであり、うまく取り入れることが出来れば、コントロールが安定し球速も上がる可能性が大いにあります。
安定したフォームでスムーズに体重移動が出来れば肩や肘の負担が減ることも間違いありません。
アマチュアや学生レベルでもルール改正があると良いですね。
以前の記事
最後に菊池雄星投手の見事な二段モーションをご覧ください![]()
バランスよく立ってからのオフバランスが最高ですね。
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