腰椎分離症は、中学生のスポーツ選手を中心に小学校高学年や高校生の選手にも発症するスポーツ障害で、腰椎(腰の位置の背骨)の一部が疲労骨折により分離してしまった状態です。
ほとんどの場合、股関節の柔軟性低下(硬さ)が、必要以上に腰に負担のかかるスポーツ動作を強いていることが原因となります。
治療・リハビリは、初期の腰椎分離症であればコルセット固定で安静をとり骨癒合を目指すことが多いですが、終末期となると骨癒合は難しく、分離したままコンディショニングを行いながらスポーツ復帰していく形になります。
どちらにしても、スポーツ復帰するにあたり股関節の柔軟性改善は欠かせません。
そこで、腰椎分離症から競技復帰を目指すにあたり、行っておくべきストレッチを5つ厳選してお伝えいたします。
*痛みが出る場合は絶対に行わないようにして下さい
その1:ももまえの筋肉(大腿四頭筋)
その2:ももまえの筋肉(大腿四頭筋)
一見、腰と関係なさそうな「ももまえ」の柔軟性ですが、骨盤に付着する筋肉が含まれるため、柔軟性を高めることで股関節の動きが改善します。大腿四頭筋が硬いと骨盤を前傾(反り腰)で固めてしまいますので、この大腿四頭筋の柔軟性獲得は必要不可欠です。
腰椎分離症の選手は、ほぼほぼ100%この大腿四頭筋に柔軟性低下が認められます。
その3:おしりの筋肉(大臀筋など)
大臀筋など臀筋群は股関節の後外方を支える筋肉で、硬くなると股関節の動きを阻害するだけでなく、臀筋は腰の筋肉と筋膜という組織で連結しているため、臀部の柔軟性獲得は腰椎分離症の選手にとって重要となります。
その4:ももうら(ハムストリングス)
ハムストリングスは坐骨結節という骨盤の一番下の部位に付着するため、ハムストリングスが硬いと骨盤の動き(股関節の動き)を阻害し、腰の負担を高めてしまいます。
その5:股関節前方(腸腰筋)
腸腰筋は、腰椎から始まり股関節前方を通過して大腿骨に付着します。この腸腰筋が硬くなると骨盤が前傾位で固定され反り腰となり、腰の負担を高めてしまいます。
以上が『腰椎分離症の選手のための競技復帰に向けたストレッチ5選』です。
ほかにも色々なストレッチがあり、これだけをやっておけばいいというわけではないですが、最低限この5つは取り入れるようにしてみて下さい。
腰椎分離症は正しくリハビリを行えば問題なく競技復帰できるスポーツ障害ですので、諦めずにリハビリやコンディショニングに取り組みましょう!
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