陸上短距離は
- スタートで加速すること
- 後半で減速しないこと
当然のことですが
これら2つが
非常に重要なポイントです。
特にスタートでの加速は、静止状態からスタートするためレース中の平均速度に大きく影響しますので、レースの勝敗を左右するポイントと言えます。
以下の動画はボルト選手とゲイ選手のスプリントフォームを分析したものですが、視覚的に非常にわかりやすいですね。
動画で説明されているのは
スタートの蹴り出し姿勢において
肩関節
(脊柱)
股関節
膝関節
足関節
これらが一直線上に並ぶ姿勢が
エネルギー伝達効率が高く
理想的な姿勢であるということです。
この姿勢でスタートをするには
脊柱の姿勢を保持する「脊柱起立筋と多裂筋」と、股関節の伸展力を発揮する「臀筋群とハムストリングス」の筋力が必要となり
膝を引き上げても骨盤前傾を維持できる「股関節屈曲の柔軟性」が必要になります。筋肉で言えば「臀筋群とハムストリングス」の柔軟性です。
また膝を引き上げる「腸腰筋の筋力」も必要になります。
腸腰筋は腰椎と骨盤から大腿骨に付く筋肉ですので、腰椎前弯(ニュートラルポジション)+骨盤前傾位で膝を引き上げることが出来る筋肉です。
腸腰筋がうまく働かなかったり弱かったりすると、膝を引き上げる動きを骨盤で代償し、骨盤後傾位となり腰椎も後弯してしまい、先述した肩関節から足関節までが一直線という姿勢が取れなくなってしまいます。
これは腸腰筋の筋力だけでなく股関節屈曲の柔軟性が低くても同様です。
また、後半の失速・減速を防ぐには、これも「脊柱起立筋と多裂筋」が重要になります。
臀筋群やハムストリングス、大腿四頭筋といった、脚を動かすための筋力やスタミナはもちろん大切ですが、後半の失速・減速を防ぐには『姿勢の保持』が極めて重要なのです。
姿勢が保持できなくなることで回転数は落ち発揮する力も弱くなってしまいます。
これらのポイントは、トップレベルの選手でもしっかりとクリア出来ている選手はそう多くありません。
後半の失速・減速を防ぐことも大切ですが、スタートが上手くなると一気にタイムが伸びる可能性がありますので、柔軟性や筋力から見直し、練習して欲しいと思います!
プラストレーナーズ
伊藤孝信
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