多くのスポーツにとって、一歩目のスタートダッシュはプレーの結果に直結する非常に大事なポイントと言えます。
例えばサッカーでは、ディフェンスラインの裏への飛び出し、一対一での攻防など、野球では盗塁や守備の一歩目、テニスでは・・・いろんなスポーツで非常に重要になります。
ここを改善することでプレーの質が上がりパフォーマンスアップが期待できるので、「速くしたい」と考えている選手も多いと思います。
そこで今回はその「一歩目を早くするために何が必要か?」を考えていきます。
まず絶対に必要となるのが、いわゆる『反射神経』です。どちらに来るかわからないボールに対して反応する、相手の動きに反応する。多くは目で見て判断しますが、この判断が遅れると当然一歩目は遅くなってしまいます。
目で見て、脳へ情報が伝わり、脳が筋肉を動かす指令を出し、筋肉が働き、関節が動いて体が動く。
この能力は、ビジョントレーニングや反応要素を含めたトレーニングで向上していきます。また、経験値も大きく関わってきますので、数多くの練習を積むことも大切になります。
次に、先ほどの、脳からの指令で動かす体を動かすときに『いかにスムーズに動かせる姿勢かどうか』というところもポイントになります。
一般的には『パワーポジション』や『アスレティックポジション』と呼ばれる姿勢が、あらゆる方向に素早く力を発揮しやすい姿勢とされていますが、スポーツや状況によって必要となる姿勢は変わりますので、それぞれの状況で動きやすい姿勢を作ることが大切です。
そして次は、『瞬発力』です。
「力強く、素早く、大きく」動く力が必要になります。
単に強い力でもなく、素早いだけでも弱ければダメで、「強く早く大きく」が必要となります。
一歩目のスタートということで、メインのパーツは股関節や膝関節となり、それらの関節にかかわる筋肉を「強く早く大きく」動かせるようにトレーニングしていく必要があります。
それに加えて、ほとんどのスポーツでは上半身の筋力も向上させることで全身的に連動させて動くことができるようになるので、下半身だけではなく上半身もトレーニングすることが一歩目を速くするポイントになります。
最後に『体幹の安定性』です。
たとえ下半身の瞬発力を活かして大きなパワーを発揮したとしても、体幹が弱くブレブレでは、体全体をスムーズに進行方向へ進めることはできません。特に方向転換のある動作では高い安定性が重要となります。
「反射神経」
「アスレティックポジション」
「瞬発力」
「体幹」
一歩目のスタートを速くするために必要なこととして、この4つを挙げましたが、どれをメインに鍛えるといいかは選手によって異なります。
どこが課題となるのか、正しく判断してトレーニングに取り組んでほしいと思います。
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伊藤孝信
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